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2007年11月17日 (土)

革サドル

男は皆、鉄モノが好きなようで僕も御多分に洩れず、鉄や軽合金で出来た自転車用パーツに囲まれた部屋でひとときを過ごしています。でも、革サドルのような”生きた”素材を手塩にかけるのも、また自転車趣味ならではの楽しみなのでしょう。僕のお尻はひとつですが、自転車用のサドルは現在五つのコレクションがあります。

Dvc00281 まずはこちら。英国の名門、BROOKS社の革サドルです。左側が1970年代初頭の名品「PROFESSIONAL」です。当時の未使用品が手に入りました。

右側は「PROFESSIONAL SELECT」。PROFESSIONALの中でも特に革の厚いものを厳選して製作された希少品で、79年製造の刻印が打たれた未使用品です。確かにこのSELECTからは強いオーラ、圧倒的な存在感が漲っています。

 

Dvc00284 それもそのはず、こんなに分厚い革が使用されているのですから。革自体が発する押し出しの強さに加えて黒く塗装されたクロワッサンとレールがこの製品が持つモンスターのような不気味さをさらに強調しています。

まさに逸品です。

 

 

Dvc00286 続く三兄弟は・・・(笑)。フランス、IDEALE社を代表する#90と#88です。IDEALE社は1960~1970年代、自転車先進国だったフランスを象徴するサドルメーカーでした(1981年に消滅)。

左から#90(クロームレール)、#90(軽合金ベース)、#88です。

 

Dvc00287 お尻から見た表情はまるで違いますね。

手前が#90のクロームレール、真ん中が#90の軽合金ベース、向こうが#88。軽合金ベースのタイプは当時「世界最軽量」を広告の謳い文句としていました。

 

 

Dvc00292#88は特にレーシング用に開発されたタイプで#90と比べレールの腰を低くし、横からのシルエットが薄く作られています。そのため#90より100g程度重量を軽くすることに成功しています。

#88のサイド部に型押しされた「MADE IN FRANCE」の文字が誇らしげですね。

 

お尻に馴染むまでには結構な時間を必要とする革サドルですが、一度馴染んでしまったらもう手放せなくなるものです。僕が今乗っているPEUGEOT PX-10には、72年製のBROOKS PROFESSIONALがついていますが、カチンコチンの革サドルでありながらお尻が痛くなるようなことは全くありません。

ま、そういう意味からも、ここで紹介したサドルのほとんどはコレクション=毎晩の酒の肴として愛でるだけで終わってしまいそうです。お尻ひとつで五つのサドルを慣らすのはさすがに無理がありますからね・・・(笑)

 

 

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