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2008年4月27日 (日)

英国 GB Hiduminium Brake

2008_04270013最近、1940~50年代の英国車に強い興味を持ちはじめているのですが、それを入手する機会などそう簡単に訪れてくるものではありません。ただ、強く願って待っていれば向こうから歩いてきてくれる、とも言いますね。

というわけでお守り、というか「おまじない」として持っておけばそのうちいいことがあるかも・・・(笑)、と手に入れたのが写真のブレーキセットで、1948年製、英国GB社の「HIDUMINIUM」と呼ばれるものです。

当時の話に関してはWEB「Classic Lightweight UK」に、今回、僕のGB HIDUMINIUMを譲ってくれたHilary Stone氏が詳しく書いています。以下はその記事を私なりに要約したもので私個人の備忘のために記します。英国車マニアの方ならごく初歩の知識として誰でもご存知のものと思われますが、もし私と同様、これから英国車に入門してみようか、とお考えの方がいらっしゃったらご参考になさってください。

 

「第二次大戦後、軍需産業での経験を活かした数多くの会社が英国に誕生しました。自転車業界も例外ではありません。戦前においてはその信頼性の問題で広く使われることのなかったアルミニウム素材も、戦時における知識や経験をとおして実用に供されるようになりました。創設者 Gerry Burgessのイニシャルを採用したGB社(Great Britainの略ではない)は、早くも1945年11月に『Cycling magazine』誌においてその最初のブレーキ製品を発表しました。

Gb1945左の写真がそれです。写っているのは、スタンピング成形によるブレーキ本体と、いわゆるフーデッド(hooded)と呼ばれるブレーキレバーです。

ただしこれが最初のアルミニウム製ブレーキだったわけではありません。戦前においても英国Constrictor社やフランスのいくつかのメーカーから発表はされていました。しかし信頼性の問題から、それまでの鉄製部品に取って代わるには至りませんでした。

ところで、ヨーロッパにおいて自転車のロードレースが隆盛を極めてくるにしたがい、ブレーキレバーの目的が変化してきました。つまり、単にブレーキを引くだけの機能ではなく、ハンドルバーの延長として手を載せるフード(hood)としての機能です。フランスのLam社は、ブレーキレバーの形状をこのようないわゆるフーデッドに変化させた最初のメーカーとして知られています。

1945年当時、GB社のブレーキはまさに新風でした。2~3年のうちにBurlite社やStrata社という競合も現れましたが、そのいずれもGBほどには成功せず、50年代初頭に姿を消しています。

そして1948年、今ではHiduminiumと呼ばれる(正式はStandardという)ブレーキが発表されることになります。

2008_04270034 アーム部に『HIDUMINIUM』と刻印されている一方、GB社のマークはケーブルストッパーの横に小さく記されているだけです。

このHiduminiumという名称、実はReynolds社がその多くのアルミニウム製品につけていた商標でした。」

 

 

Ken1800 左の写真は上記「Classic Lightweight UK」から引用した1949年の25mileタイムトライアルの模様(Ken Hogg選手)ですが、写っているブレーキはGB社。フーデッドレバーにはこの当時すでにゴムが被せられているのが分かりますね。

 

ところでGB社と言えばハンドルバーやステムといった製品分野でも我々自転車趣味の人間には有名ですね。ブレーキ製品は1970年代が最後だったようですが、ハンドルバーやステムは1990年代まで作り続けられたようです。

このように、パーツをひとつひとつ収集しつつ、その歴史を振り返る・・・。奥深い世界ですね。

 

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