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2008年11月18日 (火)

HETCHINS その② ブレーキまわり

  2008_11160006 ブレーキはイギリス「GB」社が1962年に発表した"Coureur 66"です。 このブレーキについては以前にこちらで書きました。 キャリパー本体はご覧のとおりガンダムチックなデザイン、しかも付属していたブレーキレバーは以下で見るように過剰なデザインですので普通なら浮きまくるところかもしれません。 でもそれを違和感なく受け入れてしまうのがHETCHINSであり、カーリーステイの強烈な個性なのでしょう。 このフレーム(1962年製)には年代的にもこれ以外は考えられないマストアイテムでしたのでレバーや小物とセットでゲットできた時はやはり嬉しかったです。

2008_11160010_3 真横から見た"Coureur 66"。 実はこの"Coureur 66"には写真のようにサイド部に「66」のマークの有るもの無いもの、バネの形状の違い等による変遷があるようです。

ついでながら、二枚プレートのクラウンに刺さったレイノルズ531の丸フォークは、当然のことながら楕円フォークよりスリムで、細いシートステイ共々この車両のサイドビューを繊細かつシャープに見せるうえでとても効果的な要素になっています。

2008_11160008_2  これは輪行用分割式マッドガードの前半分?(笑)

いえいえ、これは「スピアポイント・エクステンション」と呼ばれるパーツで、1930年~40年代の英国車によく見られます。 このイギリス「Bluemels」社のアルミ製エクステンション(商品名"Airweight")が果たして何年当時の製造品なのか定かではありませんが、英国車の雰囲気を演出するにはもってこいのパーツと思い装着しました(たぶん、フレーム製造年とのズレはそんなに無いはずです)。

2008_11160007_3 0.2~0.3mmのアルミ板を買ってくれば簡単に自作できそうなパーツですが、ステッカーではない、このカシメのプレートが付いていればこそ価値があるものでしょう。

 

 

 

2008_11180003 こちらはHETCHINSの次にレストアを控えている1948年製「R.O.Harrison」に装着しようかと思案中のプラスチック製エクステンション。 「Bluemels」社の古い刻印のせいか、アルミ製に比べてグッと時代を感じさせます。

 

 

2008_11160011 最後はブレーキレバーです。 フランスの「MAFAC」社製のようにレバー部が出来るだけ外に跳ねている方が格好いい、というイメージにこれまで固執していたように思いますが、むしろこの「GB」製の"ARRET"くらいの開度の方が、無理なく自然に握れて手に優しいということにあらためて気づかされました。

 

以上、キャリパー本体とレバー(それとオマケでエクステンション)についてご紹介しましたが、今回このブレーキセットを入手するにあたり、前後アウター受けや千鳥、それにシュー(ゴム)に関しても純正品をゲットすることが出来ました。  ただしフレームと同時代の製品だからといってそのままポン付け可能というわけではなく、後のアウター受けに関してはシートラグとの干渉のためかなりのヤスリがけを余儀なくされましたし、前のアウター受けに関してはあまりに大仰で無骨な作りゆえ、せっかくのHETCHINS独特なヘッドラグの造形を隠してしまうという難点があります(笑)

このあたりは、「同時代」、「オリジナル」という旧車レストアの大原則がちょっと不自由に感じられる部分かもしれませんね。 次回はホイールまわりを見ていただきたいと思います。

 

 

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