« HETCHINS その③ ホイールまわり | トップページ | HETCHINS その⑤ その他 »

2008年11月23日 (日)

HETCHINS その④ 駆動部まわり

2008_11160023 今回のHETCHINSの組み立てにあたり最も苦労した駆動部まわりです。 まず、装着パーツをざっとご紹介すると、クランクはフランス「Stronglight」社の"Competition"。 ずっしりと重い鉄製ですが、この3本アームのクランクはHETCHINS自慢のBB部ラグワークを見通せるのでちょうど良いですね。 BBワン(BSCネジ)や中空アクスルも「Stronglight」社製です。 チェーンリングはフランス「Simplex」社、50×45Tのダブルリングです。

2008_11150021 フロント・ディレーラーは、イタリア「Campagnolo」社の"Gran Sport"。

 

 

 

2008_11160018 リア・ディレーラーも同じく「Campagnolo」社の"Gran Sport"です。 カンパのカタログが手元にありませんので、1972年版の「トモダ・ワールドパーツ・カタログ」によると、このディレーラーのキャパシティは10Tと記載されています。 一方、ネットで検索してみると19Tとの情報もあり、ハッキリしません。 このHETCHINSではフロント5T、リア8Tの合計13Tはとりあえず吸収してくれているようです。

 

2008_11160013 ダブルレバーも"Gran Sport"で統一しています。 カンパのレバーを使用するのは今回初めてでしたが、子供の頃からの憧れだっただけにそのブツブツの握り心地はなかなかのものです(笑)

なお、一緒に写っているポンプペグは、イギリス「Cyclo」社製です。 鉄板をブチ抜いただけの他社製と違い、風格があると思います。

2008_11150020 さて問題はここからでした。

チェーンラインはバッチリ合わせたつもりだったのに、5速のフリーではフロントのチェーンホイールからチェーンは脱落するわ、リア・ディレーラーのプーリーケージをゴリゴリ擦りまくるわ・・・で、ワッシャーで一方を調整するともう一方に不都合が生じるという堂々巡りを繰り返すことになりました。 投げ出したいと思ったのもこの時でした(笑)

英国車師匠のIさんの「やはりこの時代の車両は4速で」との言葉を受け、さっそくオランダの業者からフランス「ATOM」社製の4速フリー(ネジ規格はBSC)を調達しました。 おかげで上記の問題は一応解決しましたし、4速のデメリットも特に感じていません(5速だからといって常にそのすべてを活用しているわけではありませんからね)。 なお、上の写真に見られるイギリス製のウイングナットはメーカー不詳ですが、HETCHINSのカーリーステイにとてもマッチしており、大変気に入っているパーツのひとつです。 メッキのエンドにはイタリア「AGRATI」社の刻印が入っています。

2008_11160014 さて、駆動部まわりの最後はペダルです。 「Stronglight」社のクランクに合わせてフランス「Lyotard」社製"#23"、通称プラットフォームとしています。 愛用されている方も多いこのペダル、何と言っても蹴り返し部に靴底を軽く引っ掛ければスッとつま先がトークリップに吸い込まれていくような使いやすさは群を抜いていると思います。

 

2008_11020001 この"#23"、ご存知と思いますがシャフトネジに長短2種類がありますね。 右の短い方が今回の"Competition"のような鉄クランクに適合し、左の長い方は"49D"などのアルミクランクに合うようです。

このように「Lyotard」社のシャフトにはネジ規格による違い(フレンチ、BSC)、ネジ部の長短による違い、さらにはシャフト形状の新旧の違いがありますので、オークション等で入手する際は注意が必要ですね。

なお、トークリップはイギリス「GB」社の"Type Professionnel"、ストラップはフレームの胴抜き塗装色と同じピンクのものがフランス「Lapize」から出ていましたのでそれを採用しました。

このフレームのエンド幅が120mmだったことから、オーバーロックナット115mmのハブにワッシャーをかませば、5速のフリーが問題なく使用できると考えたのが甘かったのでしょうか・・・。 とにかくチェーンラインだけでは解決しない文字どおり「現物合わせ」の切った貼ったの繰り返しで、結局4速フリーに換装することにより完璧とは言えないまでもようやく実用に耐えるレベルに持ってこれた・・・、というのが今回の駆動部の組み付けに対する感想です。 

「そうやって切った貼ったを自分で経験すると、問題発生時の解決法も自ら導き出せるし、それをクリアするともっと世界が広がります」とは英国車師匠Iさんの言葉ですが、確かに今じゃ何だって自分で解決できる自信だけはつきましたね・・・(笑)

 

 

|

« HETCHINS その③ ホイールまわり | トップページ | HETCHINS その⑤ その他 »

自転車いじり」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。