TOEI ランドナー その④ 駆動部まわり
"49D"クランクのなかでも特に古いこのいわゆる「MARQUE無し」&「カニ目キャップ」を使おうかと迷いましたが、こちらはいずれ作るかもしれない「夢のもう一台」(笑)のために温存することに・・・。
ディレーラーはフランス「Huret」社の"Luxe"の3点セットでまとめました。 小気味良く、とは言わないまでも思ったより短いストロークで確実にチェンジしてくれ、元々サンプレ派の僕には十分満足のゆくものです。
フリーはイタリア「Regina」社の"Extra"、チェーンはイギリス「Renold」としました。 Renoldのチェーンはピン頭のディンプル加工が気に入っています。 チェーン切りの際、ピンも合わせやすいですしね。
なお、フレームがカンパエンドだったためリアの"Luxe"はアダプターを介しての装着となったのですが、アダプターの厚さ分、もともと付属していたピボットボルトの長さが足りず、東叡社の判断でボルトを付け替えてくれたようです。 ただ、どうせならクロームメッキしてくれるとよかったのですが、ボルトだけユニクロメッキとなり、"Luxe"のピカピカ感が少し損なわれた印象が・・・(笑)
ところで、リア・ディレーラーもそうですが、東叡社ではケーブル先端の処理に熱収縮チューブを使っているのですね。 ハンダ付けだとばかり思い込んでいましたので何だか手抜き?って感じがしないでもありません(笑)
"Luxe"のWレバー。 特に機能上何の意味も無いものですが、アウター受け部まで伸びたカバーが「よく作りこまれている」感を醸し出しています。
なおこれは環付きボルトですが、さらに古いものになると蝶ネジになりますね。 まったくクラシックパーツは追いかけても追いかけてもキリがありません・・・(笑)
ペダルは62年製「HETCHINS」でも使ったフランス「Lyotard」社製の"#23"、通称プラットフォーム。 トークリップは栓抜きのような穴あけ加工がされた凝った作りのフランス「Paturaud」社の"Pour Les AS"。 「For Alex Singer」との意味と聞いています。 ストラップは定番のイタリア「Alfredd Binda」ですね。
さて次の「その⑤」では電装まわりについてご紹介します。 実はちょっとした苦労がありました・・・。
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