英国 Constrictor "BOA"
1952年発行の「Brown Brothers」カタログに掲載された"BOA"の価格は実は「Chater-Lea」よりも高価でした(写真中央)。
60年前後の時を経てもなおスムーズに回転するシャフトからは、当時の英国工業製品の精度の高さをうかがい知ることが出来そうです。
プレートの上下に刻み込まれた歯がひとつひとつ左右にツイストしているのが写真からお分かりいただけるでしょう。
なんと芸の細かい!
オイラー(グリス注入口)部分です。
グリスガンの先端を押し付けると、スプリングの効いたボールが押し込まれてグリスが注入できるという訳ですね。
昨日ご紹介した「Chater-Lea」が黒光りの美しさだとすれば、この「Constrictor」は、まさにいぶし銀の美しさだと思います。
このブログをご覧いただいた方のなかに、今日もひとり、英国旧車の魅力にとりつかれた方がいらっしゃったとすれば僕もうれしいです(笑)
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