笹子峠(1096m)~黒野田林道
JR中央線立川駅から輪行袋とともに乗車したのですが、甲斐大和駅で下車するつもりがひとつ手前の笹子駅で下車してしまいました。 ですので、笹子峠へは同じ道の往復でのチャレンジとなります。
甲州街道最大の難所だったこの笹子峠。 でも5~6%でしょうか、比較的穏やかな勾配の上り坂をのんびりと進みます。
笹子峠といえば頂上のトンネル。 今日はこのトンネル見たさに来たようなものです(笑)
1938年に開通したトンネルで、有形文化財に指定されているとおり、美しい洋風建築の佇まいをみせています。
トンネルを見たらまた逆戻りです。 途中にあった天然記念物の「矢立ての杉」。 全周9mの巨木ですが中は空洞です。
笹子峠を結ぶ林道「日影笹子線」に別れを告げ国道20号線を少し戻ると黒野田林道の入口となる追分トンネルとなります。
林道入口までの約1kmはほぼ直線の急坂。 でもそれを超えると林道はほとんど平坦?と思えるくらい穏やかなアップダウンが続きます。
常に林道左手にはこのような眺望が広がっており、とても気持ちよく走れるはずなのですが・・・。
冬期閉鎖中の林道はある意味、その林道が持つ素顔を露呈しているといえるでしょう。 つまり、シーズン中であれば営林事務所が直ちに復旧・整備してくれるであろう崩落や落石等がむき出しのまま残っているということです。
今日はこのような落石箇所が10箇所以上くらいあったように思います。
おまけに法面上方でなんだかガサゴソと枯葉を踏みつける音がするな、と見上げてみると体長1m強くらいの黒い動物が・・・(怖ッ!)
美しい、気持ちいい!と書かれた自転車乗りの方の各種ブログを見て今日、訪ねてきたわけですが、崩落・落石等は冬場に限った話ではありません。 新緑の季節になったら・・・とお考えの方がもしこのブログを見てらっしゃるなら、こんな危険も潜んでいるということをぜひ知ったうえで出かけられるといいでしょう。
ピークを過ぎてしばらく下っていくとこのような瀟洒な東屋があります。 ちょうどいい時間だったので、ここでオニギリをほうばりました。 寒かったのでアルコールバーナーで沸かした味噌汁の美味いこと!(笑)
しかし、せっかくの展望台でしたが、肝心の富士山が雲に隠れてしまっていました。
タイトル写真では、展望台のはるか向こうに広がる眺望を楽しんでいるかのようですが、実はほとんど視界がきいていませんでした・・・(笑)
都留市街に出てからは、そのまま大月に出てJR中央線に乗り込むって手もあったのですが、まだ少し時間も早いので雛鶴峠を越えて相模湖へ出るコースを選びました。
標高650mとはいえ、ピーク直前の勾配は売り切れ寸前の脚には堪えます・・・。
写真は雛鶴トンネル直前のJRリニア実験線。
新雛鶴トンネルを超えてからは快適なダウンヒル。
風情のある山間の村落、秋山を抜けていきます。
本当は相模湖に出たら最後は大垂水峠で締めて、そのまま家まで自走を・・・と考えていたのですが、16時を過ぎ少し薄暗くなってきたので(というよりももうすっかり疲れ果てていたので、笑)、最寄のJR藤野駅から輪行で帰りました。
本日の走行距離、70km。
さて、その輪行ですが、ランドナーといえば「フォーク抜き」輪行がお約束のようです。 かく言う僕も昔乗っていたアルプスのフォーク抜き用輪行袋を今でも持っています。
でも、ロードレーサーの前後ホイールを外すだけの簡単輪行にすっかり慣らされた僕は、フォーク抜きなんていう面倒には今さら戻れません(笑)
で、こんな風に収納しています。
車内ではさすがに横置きだと邪魔になりそうなので、サドルとリアエンドを支点とした縦置きです。
今日のところは特段のキズもなく、無事に運ぶことができたようです。
でも油断は大敵です。 両ホイールのはさみ方、フレームとズレない縛り方、ハンドルや前フォークがグラつかない手当て等々、まだまだ工夫の余地がありそうです。
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