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2009年10月24日 (土)

R.O.Harrison その⑤ その他

2009_1004_015 当時、英国のスター選手の一人であったHarry Grantが1933年以来、競技で乗るマシンは「R.O.Harrison」でした。 設立後間もないビルダーの車両がこのように一流のプロ選手から選ばれたことは紛れもない名声であったことでしょう。
1930年代後半には"Harry Grant Super Circuit"や"Harry Grant Continental"といった最高級モデルが一般サイクリスト向けに製作されていたようです。

2009_0926_014 ご紹介してきました1948年製「R.O.Harrison」もこれで最終回です。

まずはサドルから。
「Mansfield」社の"North Road"です。 これも随分前にこちらでご紹介しました。 丸く輪を描いたアルミベース、革紐で縛ったレース、思い切りシェイプされた形状など、当時の英国製サドルのなかでも突出したポジショニングの製品だったと思います。
しかし未使用品を下ろしたてのため、お尻への馴染みには少々時間がかかりそうです(笑)

2009_0926_053 ピラーはドームヘッド型でなかほどに<BW>との刻印があります。
ただ、この刻印が「Baylis Wiley」を意味するのかどうかは不明です。

 

 

 

2009_0926_052 シートピンは「Chater-Lea」製に拘りました。

 

 

 

 

2009_1004_017 お次は「Bluemels」社の"Spearpoint Front Extention"です。

昨年組み上げた1962年製「HETCHINS」にはアルミ製のエクステンションを付けましたが、一世代古いこの「Harrison」にはセルロイド製がちょうど合うようです。

 

2009_0926_004_2 もう少し目を下に向けてみましょう。
当時の英国車お約束のランプブラケットです。 「Reynolds」社のアルミ製をつけてみました。

現在、このブラケットには手持ちの「Starlite」社のバッテリーランプを装着しています。

 

2009_0926_036 ポンプは「APEX」社の"Lastwell"ポンプとしました。

当時のポンプは、「APEX」であれ「Bluemels」であれ、このプラスチック製が雰囲気ですね。

 

 

2009_1017_058 ところでこのフレームにはポンプペグがロー付けされていませんでした。 でも付いていなくてむしろラッキーでした。
なぜなら、この「Terry's」のポンプクリップを使うことが出来たからです。 そして車両全体のサイドビューのなかでこのポンプクリップという小物の存在感が、実はとても大きいことにお気づきになると思います。

 

2009_0926_009 しかし何といってもこの車両の第一印象を決定づけるのは、「Coloral」社のこのアルミ製ツインボトルでしょう(笑)

先日の関戸橋でこの車両をご覧いただいた方は「あのツインボトルの英国車」として記憶に留めていただけたのではないでしょうか?

当時のレース写真を見ても、ツインボトルの装備が標準的だったようですね。
確かに夏場のライドでは重宝しそうです・・・。

 

さて長らく「R.O.Harrison」の自慢話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

自分の思い描く「カッコイイ自転車」のイメージが「英国車にあり!」と気づいたのが約2年前。
以来、細々とパーツ収集に手を染めはじめたところ、「HETCHINS」、そしてこの「R.O.Harrison」と立て続けに素晴らしいフレームに巡り合うことが出来ました。 1962年と1948年、それぞれの時代の最高のパーツ群で・・・などと欲を出した結果、予想以上の時間とおカネが飛んでいきましたが(笑)、思い描いたとおりの自転車が出来上がったと満足しています。

街で、あるいは田舎道で見かけられた節は、ぜひお声がけくださいね。

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