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2009年11月14日 (土)

英国 Williams "LC.1232" 1962

2009_1114_001 直線的なデザインが多い当時の英国製チェーンリングのなかで、ひと際異彩を放つ曲線主体の"LC.1232"。 Williams社のトップモデルとして位置づけられていました。

2008_11150029 昨年11月に完成したHETCHINSですが、ご覧のとおり、パーツは英・仏・伊の混成となっていました。
フレームの製作年が1962年であり、当時はこのような組み合わせも普通に行われていたようです。
実は、構想段階から「出来ればオール英国パーツで」との思いがあったのですが、狙っていたクランクセットが昨年の時点で手に入らなかったことがこのようなアッセンブルになった最大の理由です。

そのクランクセットがまさにタイトル写真のWilliams社製"LC.1232"だったのでした。
完成から一年たってようやく手元にやってきました(笑)

2009_1114_003 ところで、Williams社のクランクおよびチェーンホイールには剣先を模ったシンボルマークとともに製造年の刻印があることはよく知られていますね。

1912年から1980年に至るまでアルファベットの組み合わせでその製造年を体系的に明示する(詳しくはここ)など、英国メーカーの面目躍如といったところでしょうか。

で、手元に到着するや否や、さっそく製造年を確かめてみたところ・・・、何と「ZC」の刻印が!
そうなんです、HETCHINSフレームの製造年とぴったり一致したのです。
この"LC.1232"、海外オークションの即買価格(Buy it now)で出品されており、売主に製造年など質問する余裕もなく「買い!」を判断したものだっただけに、これはラッキーでした。

2009_1114_002 このようにチェーンリングの製造年もぴったりです(ZCの下の49は歯数を示す)。

 

 

 

Williams_19550310 これは1955年3月10日号の「Cycling」誌に掲載されたWilliams社の広告です。

資料によると、この"C.1232"は1950年代半ばのリリースとありますので、おそらく世の中に出回り始めて間もない頃の広告なのでしょう。

この時点ではまだ49T×46T、50T×47Tの組み合わせしか提供されていなかったことがわかります。
いくら「Racer set」とはいえ、随分クロスレシオですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

Williams_196202 こちらは、1962年の「CTC Gazatte」(Cyclists Touring Club 会報)2月号に掲載されたWilliams社の広告です。

基本的なデザインは踏襲されているものの、品名が"C.1232"から"LC.1232"に変わるとともに、クランクの3本アームからリングへまっすぐ伸びる線が増やされて強度アップが図られたようです。 また歯数も44Tから54Tまで一枚単位で選択できるようになっていますね。

クランクの説明に書かれている「N.G.C.C」が素材を意味するのか、コーティング技術などを意味するのかはちょっと不明です。

 

 

2009_1114_005 HETCHINSのオール英国パーツ化に向けて、"LC.1232"とともに使ってみたいパーツがあります。

Cyclo(サイクロ)社の"Benelux Super 60"です(以前の記事はこちら)。
現在装着しているイタリアCampagnolo社の"Gran Sport"前後セットと交換予定です。

 

あっ、そうそう、駆動まわりのパーツ交換にあわせて、現行4速のフリーホイールの5速化もやってみることにしたいですね。 もともと120mmのエンド幅にもかかわらず、調整に難航した結果、ワッシャーを何枚も重ねて4速フリーでお茶を濁したという経緯でしたから・・・。

しっかし、世の中、10速だ11速だと騒いでいる時に5速がどうしたこうしたなんて・・・。
趣味の領域である50~60年前あたりと現代との見境がつかなくなってしまうことが時々あるのです・・・(笑)

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