車山(1925m)、八島が原湿原
とは言え、高原には確実に秋の気配が押し寄せてきているのもまた事実。 このまま一気に秋色に・・・といくのでしょうか。
今日は秋の涼風に吹かれるのを期待して、朝一番のスーパーあずさ1号で上諏訪へ。
しかし、標高760mの駅に降り立った途端、「あれ?涼しくないゾ・・・」
1925mの車山山頂まで登れば・・・と期待するも、やはり「暑い!」(笑)
涼を求めて小学生の遠足をはじめ多くの人でにぎわう車山山頂ですが・・・
ピーカンの下、いったいどんなハイキングになるやら・・・
眼下に見える白樺湖の眺めが気持ちの上でせめてもの涼を与えてくれるような。
しかし、ここは草原。 キビシイ太陽光を遮る木々がまったくありません。
ふと、車山山頂のレーダーを振り返って。
なんだかいっぱい歩いた気がするけど、まだまだ先は長い・・・。
石コロだらけの蝶々深山(ちょうちょうみやま、1835m)。
一服したい気分ですが、お昼を摂った車山山頂からまだたいした時間も経っていないので、軽くスルーです。
ニコニコして手を差し出すのでその指先を見てみると・・・、
車山山頂から何度もチャレンジしていた赤トンボ捕獲にようやく成功したみたい(笑)
ここからは八島が原湿原が遠くに見渡せます。
この暑さのなか、あの平らなところをグルッと一周、なんて考えるだけで・・・ふぅ(笑)
でも、いざ湿原に到着して木道をのんびり歩いていると、その非日常な美しい眺めに目を奪われてしまいます。
タイトル写真のように花の向こうに広がる風景や、 こんな白樺の風景など、どこを切り取っても「絵になる」景色の連続です。
さあ、終着点の車山肩までもう一息!
と言いたいところですが、この最後のガレた岩だらけの登りに心折れてしまいそう・・・
でも、登りきった終着点から今日一日歩いたコースを振り返ってみると、ようやく吹きはじめた涼風も相俟って、さきほどのツライ登りの記憶など吹っ飛んでしまいました。
そばにいたガイドの人が、あちらに見える車山湿原は水平に広がる湿原と違い、渓流に沿って傾斜した世界でも珍しい湿原なのだと教えてくれました。
さて、暑さは都会並みの今日の車山高原でしたが、足元に咲く花は夏から秋へ移ろう季節を感じさせるものが多かったようです。
こちらは、マツムシソウ。
エゾカワラナデシコ、でしたね。
そして最後は何度も撮ろうとしては逃げられていたアゲハ蝶をようやくキャッチ!
本日の歩行距離、約10km(体感距離15km超?)。
さすが高原だけあって、出発点から車山山頂、蝶々深山から物見岩につながる稜線、そしてグルッと一周した八島が原湿原まで、一日歩いたコースを見渡すことが出来、満足感いっぱいのハイキングとなりました。
自転車では見えない風景、これからもサイクリングの合間合間に挟んでいけるといいですね。
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