英国 LUCAS "GEM" LOCK 1930-50's

サイクリング途中、峠の茶屋でちょっと一服、あるいは自転車を置いて名勝の滝を見物･･･。　でも愛車の盗難、気になりませんか？

ランプで有名なメーカー、英国「LUCAS」社製"GEM LOCK"。
こんな小さなマッチ箱に中に入っている「LOCK」って？

この"GEM LOCK"、1939年および1952年のBROWN BROTHERSカタログに掲載されており、当時の自転車用鍵としてはポピュラーな存在だったのでしょう。

しかし70年前ならこの程度で十分でも、今となってはとても非力というか、これじゃ盗人の手にかかれば鍵かけていないも同然？！

ところでサイクリストの皆さんはどうしてらっしゃるのでしょう？
峠の茶屋での一服や走り終わったあとの日帰り温泉でのひと風呂、あるいは自転車を持ち込めない名勝見物など･･･。

茶屋など、外に置いた自転車が見える席に陣取ることができる場合はともかく、温泉地の外湯など愛車に目が届かなくなってしまうときは仕方なく諦めています、僕の場合（笑）

いつもサイクリングに携行しているのがこれ。 電車のデッキに立てかけた輪行袋が倒れないように手すりにしばったり、結構重宝しています。
でも、7mm径のワイヤーなどワイヤーカッターにかかれば簡単に切断できてしまうので、盗難防止用としてはアテに出来ないなぁ･･･

もっとも最新の高価なロードバイクならいざ知らず、僕が乗る骨董品のような旧車を、しかも山間地でどうこうするような人もいないと思うのですが、「ちょっとばかり気を緩めてしまったせいで･･･」なんて思うとやはり諦めてしまうのです、最後のひと風呂を･･･（笑）