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2010年8月14日 (土)

NERVEX "Professional" 1950's

2010_0814_003 ご紹介するのは、我が麗しのNERVEX "Professional"です。

2010_0814_018 ロードレーサーに、そしてランドナーに、フランス高級車はこれでなくちゃ!ってくらい人気の高いラグですね。
海外オークションをのぞいていたら、ご覧のフルセットが出品されていました。 なぜか開始価格の50ポンドを超える入札者が他に現れず、あっさりと僕の元へ・・・。

2010_0814_019 マニアの方はタイトル写真でお気づきのことと思いますが、よく見かける"Profossional"とは少し異なる部分が・・・。
そう、前面のハの字に尖がったヒゲです。

年代が不確かなので調べてみると、いつも見ているサイト「Classic Lightweight UK」の主宰者、ピーター・アンダーウッド氏所有の1953年製「Flying Scot」が同じラグが組まれており、「'early' NERVEX Profossional Lugs」と紹介されていました。

Nervex_professional こちらは1958年の「NERVEX」カタログです。
ここで紹介されている"Professional"ラグの前面下の飾りはポピュラーなフィッシュテール型に変わっています。 ですので、僕が入手した"Professional"は1950年代前半のものと推定されます。
またこのカタログによると、フォーククラウンにはレーサー用とランドナー用の2種類が用意され、また4種類のフレームスケルトンに適合するようトップアングルとボトムアングルの組み合わせが用意されていたことがわかります。

2010_0814_016 これがレーサー用のクラウン。

2010_0814_011 で、今回入手したセットですが、トップアングルが72°、ボトムアングルが61°の組み合わせでした。
写真はヘッドラグ(トップ部)の刻印。 「A72°」と刻まれていますね。

2010_0814_010 こちらはヘッドラグ(ボトム部)の刻印。 「A61°」が見えます。

2010_0814_009 シートラグにはこんな場所に「A72°」と刻まれていました。

2010_0814_004 BBシェルです。 これを含めたセットの入手はなかなか大変だとか・・・

2010_0814_008 BBシェルの裏側には、「NERVEX 61°64°D222E38」との刻印があります。

Nervex_bb_shell 刻印の意味はカタログに記載がありました。
61°とはシートチューブとダウンチューブの内角、64°はシートチューブとチェーンステーの内角、D222は22.2mmのことでチェーンステーのパイプ径を示しており、このBBシェルがBSC規格であることがわかります。 そして最後のE38とは2本のチェーンステーの中心線の間隔を示しているようです。

Nervex_frame_3 このセットが適合するフレームスケルトンは、NERVEXのカタログでは「No.3 NORMAL」とされるものでした。
特に戦闘的というわけでもなく、スポルティーフにも出来そうなスケルトンですね。 それにしてもチェーンステーが460mmとはずいぶん長い印象ですが、当時のスタンダードだったのかもしれません。
ちなみに、フレームスケルトン#2は「UPLIGHT」、#1は「ULTRA UPLIGHT」とネーミングされていました。

Nervex_frame_1 上がその「ULTRA UPLIGHT」のスケルトン・・・
うへっ! ヘッドアングル75°、シートアングル75°というツンツンに立ったまさに戦闘的なフレームですね。

2010_0814_020 というわけで、レイノルズ531パイプに加え、ラグも揃ったので、そろそろ動き出そうかな・・・(笑)
エンドはもちろん、この1950年代SIMPLEXです。

 

 

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